綿矢りさ『蹴りたい背中』

久々にブックレビューです。短いですが。
芥川賞受賞の1つとして話題になった『蹴りたい背中』。
最年少芥川賞受賞者の1人として著者が話題になったというほうが正しいかも。
熱出していたときに読んだので、細部などはウロ覚えなのですが…

高校に入ったばかりのにな川とハツはクラスの余り者同士。
やがてハツは、あるアイドルに夢中の蜷川の存在が気になってゆく…
いびつな友情?それとも臆病な恋!?不器用さゆえに孤独な二人の関係を描く。

蹴りたい背中
河出書房新社
綿矢 りさ(著)
発売日:2007-04-05
おすすめ度:3.5

高校生の主人公ハツの、「クラスから浮いているけど、外れたくない」という感じがすごくリアル。
最初はクラスのはずれもの"にな川"と「一緒にされたくない、一緒になりたくない」と思っていたのに、なぜか彼に興味を持ち出して(キモチワルイけど見てみたい、という心境?)、不思議な交流(?)がはじまる、それが1つひとつなさそうでありそうなエピソード。

ストーリーが面白いというわけではないけれど、綿矢さんの描き出すリアリティに感心した本でした。

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