『親不孝通りディテクティブ』
忘れた頃にやってきた、初期の頃の北森作品の文庫化。
再読ですが、内容はすっかり忘れていた・・・
中洲の屋台でバーを営む鴨志田鉄樹(テッキ)と、結婚相談所の調査員・根岸球太(キュータ)。腐れ縁の通称「鴨ネギコンビ」が、どういうわけか、物騒な事件に関わっていく。博多を舞台に大暴れ!ハードボイルド・ストーリー。
「セヴンス・ヘブン」
「地下街のロビンソン」
「夏のおでかけ」
「ハードラック・ナイト」
「親不孝通りディテクティブ」
「センチメンタル・ドライバー」
6編を収録。
北森さんの本でいつも思うのは、「ちょっとカッコつけすぎでは?」ということ。この『親不孝通り…』は初期の作品ということもあって、特にその色が強いかも。
全体的にシリアスな感じで、かなりつらい結末ばかりの本ですが、冗談みたいなキュータのキャラが救いになっている感じです。
『ぶぶ漬け伝説の謎』
私の前職は教育系の会社で、京都にも学校があった。そこを仕切っている女性たちがすっごく怖くて(かなり恐れていた)、京都コワイというイメージを引き摺っている私…さらにこの本で取り上げられている「ぶぶ漬け伝説」とか「この間の戦争=応仁の乱伝説」なんかを知るにつれ、「京都ってコワイところ」というイメージがいまだに抜けないのです(京都の方ごめんなさい)
本書はそんな京都ネタ、京都の魅力がたくさんつまった1冊。
知る人ぞ知る裏(マイナー)な名刹・大悲閣千光寺に、今日も珍妙な事件が持ち込まれる。元裏世界の住人にして寺男の有馬次郎とマイナー新聞の自称「エース記者」折原けい、自称「裏京都案内人」のスチャラカ作家・ムンちゃんが、難事件の謎を追う!?誰も知らないミステリアス京都と、古都ならではの謎解きの妙味!
『深淵のガランス』
ちなみに「ガランス」とは茜色の意味。初めて聞いた。
画壇の大家・長谷川宗司の孫娘から依頼を受けいわくつきの傑作を修復することになった佐月恭壱。パリの町並の下に別の絵が隠されていた。表題作「深淵のガランス」、岩手の洞窟壁画と分割された絵の謎に迫る「血色夢」、中篇2つを収録。
『桜宵』
一度たずねてみてください。わたしがあなたに贈る最後のプレゼントを用意しておきました―。そう綴られた亡き妻の手紙だけを頼りに、ビアバー“香菜里屋”にやってきた神崎。マスター・工藤が語った、妻がプレゼントに込めた意味とは…(表題作「桜宵」)。店に集まる人々が抱える謎の数々をマスター工藤が解明かす連作短編集、第2弾、以下4篇を収録。
「十五周年」
「桜宵」
「犬のお告げ」
「旅人の真実」
「約束」
『花の下にて春死なむ』
年老いた俳人・片岡草魚が、自分の部屋でひっそりと死んだ。ライター飯島七緒は、ビアバー「香菜里屋」のマスター工藤とともに、彼の抱えていた秘密を探る。ビアバー「香菜里屋」を舞台に繰り広げられる、人生の悲哀にまつわる六つの謎解き。
「花の下にて春死なむ」
「家族写真」
「終の棲み家」
「殺人者の赤い手」
「七皿は多すぎる」
「魚の交わり」
『写楽・考』
「憑代忌(よりしろき)」「湖底祀(みなそこのまつり)」「棄神祭(きじんさい)」「写楽・考(しゃらく・こう)」の4編です。(漢字変換が大変、おまけに読めない)
第1弾の『凶笑面』が出たころはそんなに続くとは思っていなかったけど、はや3冊目ですか。
「湖底祀」:鳥居について考察していく中で郷土歴史家の秘密を暴く
「棄神祭」:殺害されることに意味を持つ神「保食神」の謎を探るために、学生時代に那智が遭遇した事件にふたたび立ち会う
「写楽・考」大胆な民俗学説「仮想民俗学序説」の発表をきっかけに資産家の失踪事件が発生。さらに彼の所蔵するある画家の絵が、事件を呼び起こす。意外な画家の名前が最後に登場、狐目氏の過去が明らかになり、あの人も登場する。
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