『チョレートコスモス』
その後(なぜか)当然のように話は、「まだ終わっていないハナシ」続きで『ガラスの仮面』に。1976年連載開始という事実を知ってちょっとびっくり。30年以上続いているということ!(というか、15年くらいほとんど進んでいないというのが正解?)
話題になるたびに「作者は亡くなった」というガセが飛びかう。
「生きている間に結末を知りたい」ことナンバーワンかもしれない。
この『チョコレートコスモス』は、恩田陸氏がそんな『ガラスの仮面』オマージュとして書いた本だそうです。
幼い時から舞台に立ち、多大な人気と評価を手にしている若きベテラン・東響子は、奇妙な焦りと予感に揺れていた。伝説の映画プロデューサー・芹澤泰次郎が芝居を手がける。近々大々的なオーディションが行われるらしい。そんな噂を耳にしたからだった。同じ頃、旗揚げもしていない無名の学生劇団に、ひとりの少女が入団した。舞台経験などひとつもない彼女だったが、その天才的な演技は、次第に周囲を圧倒してゆく。そして2人はオーデションで出逢い、熱いバトルを繰り広げることに…
『エンド・ゲーム』
実は恩田さんの本の中では、「常野」シリーズはあんまり得意じゃないほう。その中では「オセロ・ゲーム」はわりと好きなほうでした。
裏返されたら、どうなる?正体不明の存在「あれ」と戦い続けてきた一家。最後のプレイヤーとなった娘が誘い込まれたのは、罠と嘘の迷宮だった。
『ネクロポリス』
出版社からの説明では「渾身の1600枚!」とありましたが、長さは全く感じず、読むのに没頭し一気に読了。楽しかった。これぞエンタメ。
(関係ないがこのPC全盛の中、いまだに○○枚と原稿用紙サイズでカウントする出版界ってどうなんだろう…とは思う)
懐かしい故人と再会できる聖地:アナザー・ヒル。死者たちを『お客さん』と呼び、温かく迎えるヒガンという祝祭期間。今年はなぜか連続殺人、天変地異が。アナザー・ヒルの変化、証言する死者たち、地下への冒険、そして、ヒガンの行方は?
『黒と茶の幻想』
学生時代の友人だった、利枝子、彰彦、蒔夫、節子の4人は、太古の森をいだく島へ旅に出る。それぞれの心中に去来するのは封印された過去の事件。「美しい謎」を解きながら旅する4人は幻の桜を見ることができるのか?
『三月は深き紅の淵を』
さてさて、恩田さんの『黒と茶の幻想』が文庫で出たので早速購入&読了したのですが、レビューを書くにあたって、この本の話をしなければなんとも説明しづらいので、先にこっちをレビューします(恩田さんの本の中でナンバーワンに好きな1冊なのに今までレビューを書いていなかったのもヘンな話だし)
『三月は深き紅の淵を』、それはわずか二百部しか作られず、しかも後に回収されこの世に七十部しか存在しないという匿名作家の私家本。人に貸すならただ一人、それもたった一晩だけという奇妙な条件付きの、「幻の本」をめぐる4つの物語。
第1章「待っている人々」
読書好きな鮫島は、本好きということだけで会長のお茶会に招待される。家全体が書庫になっている屋敷から、元の所有者が残した「石榴の実」というメッセージを手掛かりに、「三月・・・」を探し出そうとする。
第2章「出雲夜想曲」
「三月・・・」の著者を探しに、出雲への旅に出る二人の編集者。父がかつて参加していた同人誌からたどりついた結論は?
第3章「虹と雲と鳥と」
公園の崖から少女が転落した事件の真相を解き明かすかつて家庭教師、「三月・・・」が書かれるに至る状況が明らかに。
第4章「回転木馬」
「三月・・・」の書き出しに悩む作者と、不思議な学園の物語が同時進行。物語はループする!
『ねじの回転』
SFなんだけど、私はSFとは関係ないところに感動。
『上と外(1〜6)』
『酩酊混乱紀行「恐怖の報酬」日記』
『図書室の海』
表題作は、「六番目の小夜子」の番外編。
「夜のピクニック」の前日譚や、「麦の海に沈む果実」の水野理瀬の子供のころの話もあり、この1冊で恩田ワールドが堪能できました。
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