村上春樹『雨天炎天』
私が村上春樹をはじめて読んだのは、中学生の頃。
友人に借りて『ノルウェイの森』『ダンス・ダンス・ダンス』を読んだが、やはり中学生には重かったのか、何がいいのかさっぱりわからず、それからすっと敬遠していた。
で、再会したのが『海辺のカフカ』(ずいぶん経っている…)
この年読んだ中でナンバーワン、と思うくらいに良かったので、それを機に、少しずつ読んでいる、という読書好きにはあるまじき状態…でもやっぱり大人になってから読んだほうがいい本だなと思ってますが。
今回のエッセイ『雨天炎天』はちょうどトルコに旅行に行った際に、友人が呼んでいたのを借りて、旅の途中に読了。
このエッセィ、文庫本ではわからなかったが、単行本には写真がふんだんに掲載されていたらしい。
一緒に旅しているカメラマンが出てきていたので、何か他の取材なのかな、と思っていたのだけど、もともとこの本が写真集みたいなものだったんだな、と了解。文庫はそれほど写真もなくテキスト中心でちょっと残念です。
肝心の本の内容は…。
ギリシャのアトスとトルコ全体とまわったようですが、どちらの土地に対してもあまり愛が感じられなかった。
旅行って、もっと能動的なものじゃないのだろうか?この本の村上サンはとっても受身なように感じた。
「女」と名のつくものはたとえ動物であろうと入れない、ギリシャ正教の聖地アトス。険しい山道にも、厳しい天候にも、粗食にも負けず、アトスの山中を修道院から修道院へひたすら歩くギリシャ編。一転、若葉マークの四駆を駆って、ボスフォラス海峡を抜け、兵隊と羊と埃がいっぱいのトルコ一周の旅へ―。雨に降られ太陽に焙られ埃にまみれつつ、タフでハードな冒険の旅は続く。
森絵都『DIVE』
高さ10メートルの飛込み台から時速60キロでダイブして、わずか1.4秒の空中演技の正確さと美しさを競う飛込み競技。その一瞬に魅了された少年たちの通う弱小ダイビングクラブ存続の条件は、なんとオリンピック出場だった!女コーチのやり方に戸惑い反発しながらも、今、平凡な少年のすべてをかけた、青春の熱い戦いが始まる―。大人たちのおしつけを越えて、自分らしくあるために、飛べ。
自分は平凡だと思っていた知季が、新たにやってきた女コーチ夏陽子に才能を見出され才能を開花させていく「前宙返り三回半抱え型」、津軽の海で飛び込んできた飛沫が様々な葛藤を経て飛び込み競技への意欲を新たにする「スワンダイブ」、密室で決められたオリンピック代表選考に納得のいかず内定を蹴って選考会のやりなおしを求める要一の「SSスペシャル'99」、そして、この3人を中心としたオリンピック選考会「コンクリート・ドラゴン」の4部構成。
自分の才能に無自覚で欲がない知季と、エリートだけどその裏ではすっごく努力をしている要一、『ガラスの仮面』のマヤと亜弓さんみたい(笑)
7月末に読んだのですが、その日はちょうどよく(?)猛烈に暑かったので、久しぶりにプール行きたくなりましたよ!
以下、ネタバレあります
松尾由美『ハートブレイク・レストラン』
幸せな人は、入店お断り-? 「隅のお婆ちゃん」が解き明かす、不思議な恋愛ミステリー。
「ケーキと指輪の問題」
「走る目覚まし時計の問題」
「不作法なストラップの問題」
「靴紐と十五キロの問題」
「ベレー帽と花瓶の問題」
「ロボットと俳句の問題」
全6編を収録。
村山由佳『星々の舟』
文庫が出たので購入(なぜか文庫のほうは画像が無いので単行本の画像)
禁断の恋に悩む兄妹、他人の男ばかり好きになる末っ子、居場所を探す団塊世代の長兄、戦争のトラウマをいまだにかかえる父。家族をめぐる6編。
「雪虫」
「子どもの神様」
「ひとりしずか」
「青葉闇」
「雲の澪」
「名の木散る」
森博嗣『レタス・フライ』
「刀之津診療所の怪」
西之園萌絵が叔母や後輩と訪れた白刀島の診療所をめぐる怪しい噂に迫る
「ラジオの似合う夜」
長期の海外出張で訪れた某国の美術館で、“僕”が遭遇した不可思議な事件とは…?
その他ショート・ショート五編を収録。
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