馳星周『生誕祭』
1980年代後半、バブル真っ盛り、六本木のディスコで黒服のバイトをしながら満ち足りぬ日々を送っていた彰洋は、偶然出会った幼馴染の麻美に不動産屋の美千隆を紹介され、マネーゲームの世界に踏み込んでゆく。体温が上昇する感覚に中毒した彰洋は、「嘘をついてはいかん。人を騙してはいかん。人の物を盗んではいかん」という熱心なクリスチャンだった祖父の教えにそむき嘘を塗り重ね、後戻りできないところに。
本多孝好『MOMENT』
病院で掃除のバイトをする主人公が、末期患者の「最後の願い」をかなえる必殺仕事人として活躍(?)する。「戦時中の上官の家族を見守ってほしい」という老人の願いを聞いて動く「FACE」、「旅先でであった初恋の人を探してほしい」不治の病の中学生の話「WISH」、孤独な女性との触れ合いを描く「FIREFLY」、もう1人の仕事人との対決「MOMENT」の4編。
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